2010年12月1日水曜日

冬の足音♪

秋田からこんにちは♪ 
昨日の朝は、起きてみると窓の外が真っ白…!

いよいよ冬がはじまるのですね。

さて、さかのぼってご報告をしたいと思います。
先日11月20日土曜日に、国分町・元鍛治丁公園
での「キラキラ Bun-cho Night」に出演してまいりました。

昨年までは、元鍛冶「町」公園という表記だったそうですが、
今年春に元鍛冶「丁」公園となってリニューアルオープン、
そして、なんと野外ステージも設置されていたのでした!

じつは、このところ私自身が国分町にあまり行くことがなくなって
あたらしくなってから今回はじめて訪れたのですが、
とても清潔で夢のある空間になっていました。

ところで、この日はすでに、日も暮れると手がかじかむくらい
の気温でした。
それでも、お客様はホットワインを飲んだりされながら
声援を送ってくださり、愉しいステージとなりました。

私どもにお声がけくださって、当日もさまざまお手伝いくださった
ラジオ3のみなさま、また当日CDの販売などにご協力くださった
国分町の素敵なマスターたち、お世話になりまして、
ありがとうございました♪

また寒い中、笑顔で演奏をずっとお聴きくださったみなさま、
大変ありがとうございました!

国分町といえば、私どもHappy Tocoが結成当初からずっと
ライヴをさせていただいていた‘味酒房&Jazz Gocco’が、
‘ごっこ’としてリニューアルオープンしています!
http://hwm6.spaaqs.ne.jp/hanaatama4748/
身も心もあたたまる、井上マスターの冬メニューを食しに
どうぞお店へいらしてください! 

また、私どもHappy Tocoの1st CDの発売元である‘ラップランド’
の小林さんも、国分町にお店を出されました。「昭和歌謡酒場
プレイバック」、機会がありましたら、2軒目にぜひ♪
http://ameblo.jp/lapland-music/


これから街のあちらこちらが、きらきらとする12月、Happy Tocoも
さまざまな地で、みなさまの心に灯をともすことのできるような
演奏をお届けしていきたいと思います。

12月5日会津、12日由利本荘、13日大館、19日加美、29日仙台、
と続きます。詳しくはNewsをご覧ください!
みなさま、お待ちしております♪

2010年11月9日火曜日

ThankYou!!HMV  ‘HMV仙台一番町店 Final Live' ♪

1か月、ごぶさたしてしまいました♪ みなさま、いかがお過ごしでしたか?

Happy Tocoとしては、ホームグラウンドとなったJazz Me Blues nolaでの
新曲ライヴなど、そして個人としては夏の終わりに出版したリトルプレスの
創刊記念コンサート、定例サロンコンサートセシリア倶楽部など、
実りの秋を過ごしておりました。

もはやすっかり秋を通り越して、冬の気配がただよう今日この頃・・・
ちょうど立冬にあたった昨日、HMV仙台一番町店が閉店しました。

HMV仙台一番町店は、1997年に一番町商店街にオープンし、宮城県内
をはじめとして、東北各地から人々が訪れるCDショップでした。
私にとって、学生のときにオープンしたこのお店は、行くたびに
新しい音楽との出逢いがある、どきどきの場所でした♪
ジャズレーベル‘澤野工房’を知ったのも、HMVでのことでした。

今年の夏にはHMV渋谷店が閉店。そして寂しいニュースが、仙台にも・・・。
閉店にあたり、営業最終日に、ファイナルライヴを開催するとの
こと、つきましては出演を、というお話をいただき、もちろん
快諾したのは言うまでもありません。

今年8月4日に初CDをリリースしたばかりのHappy Tocoにとって、
最初で最後のHMVインストアライヴになってしまいましたが、
精一杯、演奏させていただきました。


Happy TocoのCDをいちはやく視聴コーナーに置いてくださったのも、
こちらHMV仙台一番町店でした。
ほんとうにありがとうございました!!
心からの感謝をこめて♪  

追伸 この日、Happy Tocoのプロモーションビデオを初公開しました。
    HMV店内中のTVに、Happy Tocoが映し出され、その光景に
    感激でした。
    思い出がいっそうぎゅっとつまりました・・・。

追追伸 Happy Tocoツィッターをフォローしてくださったお客様の
     ツィッターに、このようなうれしいことがつぶやかれていました。
   「偶然訪れた仙台で、偶然入ったHMVで(しかも閉店の日)、
   偶然出会ったhappytocoのライヴ、素敵でした。しっかりCDにサインまで
   いただいて連れ合いは感激!おまけに地元の盛岡でのライヴまで
   告知されて..(どこで?いつ?)。幸せな秋の一日でした。ありがとう! 」
   こちらこそ、ありがとうございます♪
   盛岡ライヴ、詳細が決まりましたら、Happy Toco Newsでお知らせしますね♪

2010年10月5日火曜日

新フライヤーができあがりました♪




金木犀の香り広がる今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか?

さて、Happy Toco 1stアルバムの新デザインフライヤーが先日
出来上がりました♪
写真は今回も、CDジャケット写真の撮影をお願いしたカメラマンの
佐藤則子さんによるものです。

初回のフライヤーは、CDジャケットの写真を用いました。今回は、
これから秋冬に向かうところではありますが、Happy Tocoのサウンドを
形容されるときに、多くのかたが表現されるフレーズの一つが、
「とても爽やかな、すがすがしい気持ちにさせてくれる音楽ですね!」
といったお言葉 ― そのようなうれしいお言葉におこたえして、
また、よりおおくの方々にHappy Tocoを知っていただくためのフライヤー
としては、7月に撮影していただいた写真ではありますが、この1枚は
ふさわしいと考え、選びました。ちょうど、このBlog-Words from Forest-
に用いている写真と同じです。
このように、木々が広がっていたのです。それにしても、則子さんが
切り取ったこの1枚は、ほんとうに写真自体に力があります。

フライヤーは、YAMAHA、KAWAI、定禅寺通の‘私の部屋’、
電力ビル向かいの‘La Calm’、一番町の‘Stock’・・・等々に置いて
いただいていますので、どうぞお手にとってご覧ください。

ところで、カメラマンの佐藤則子さんについて、すこしばかりご紹介
したいと思います。

則子さんとの出会いをお話しますと・・・ 則子さんは、私が昨年、
『婦人之友』の取材をうけたときに、同行していらしたカメラマンでした。
ちょうど1年前の10月号にその記事は掲載されました。
それから、お互いに住んでいるのが、たまたま同じ仙台だということで、
一度お食事をしましょうということになり♪  さまざまおしゃべりを
しているなかで、関心事が重なることがたくさんあることを知り・・
メールをしあったり、お宅におじゃましたりするようになりました。
そうしているうちに、Happy TocoのCD制作の話がもちあがり・・・
則子さんに、ぜひお願いしたいと思うのだけれど、と打診したところ・・
「CDを作る、って聞いたときから、ジャケット写真はどなたが?!って
思っていました!」と。そしてご快諾をいただき・・♪ 
同じくカメラマンのご主人さまと、ご自宅で、「ジャケ写、ジャケ写」と
盛り上がっていらしたと聞き、うれしくなったものです。

則子さんは、こだわりをしっかりおもちで、かつ、なぜそこにこだわるかを、
きちんと言葉で伝えてくださる、とても有能なカメラマンさんです。
ジャケット写真にも、PV撮影にも、フライヤー作成にも、並々ならない
お力添えをくださいました。
Happy Tocoにとっては、もうなくてはならない存在です!
もちろん私個人にとっても・・・。
則子さん、いつもほんとうにありがとうございます♪

則子さんは、ご主人さまの功弥さんとご一緒に、中江に写真スタジオを
構えていらっしゃいます。
ふだんは、おもに広告や雑誌の写真を撮っていらっしゃるそうですが、
この頃は、ご家族写真などもお撮りになることもあるとか・・・。
みなさまも、機会がありましたら、佐藤功弥・則子 写真事務所を
お訪ねになってみてください。
きっとファインダー越しに、あたたかいまなざしを向けてくださることと
思います。
















2010年9月23日木曜日

第20回定禅寺ストリートジャズフェスティバル♪

‘中秋の名月’の今日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

まだ猛暑日となったところもあったとか・・・。
仙台は、1日中、雨がしとしとと降り続きました。


雨といえば!先日の第20回定禅寺ストリートジャズフェスティバル
も・・・!
ある方がおっしゃるには、「あの突然の雨はね、雨雲や雷くんが
『へえ~なんかおもしろそうだな~』ってね。」と♪
ほんとうにそうかもしれません。


東北放送さんに生中継していただいた私たちHappy Tocoの
ステージには、強い雨にもかかわらず、たくさんのお客様が
お集まりくださりました。
お隣や後ろのかたのことをお考えになって、傘をささずに
前に座ってくださるかたも、たくさんいらっしゃいました。

傘をさしていらしても、お隣同士の近さを考えると、傘から滴る
しずくで、きっとみなさんびしょびしょになられたことと思います。

それでも、最後までお聴きくださって、精一杯の拍手をお送り
くださったみなさまのお姿に、ほんとうにこちらが胸がいっぱい
になりました。


この日は、HappyTocoファーストアルバムの収録曲をはじめ、
セカンドアルバム収録予定曲も演奏しました。

Happy Tocoスタッフお手製の立て看板も、可愛く並びました。

思い返せば、雨の中、生放送に合わせてのセッティングで、
ぎりぎりまで楽器にビニールをかけたり、ほんとうにどきどき
しながらのスタンバイでしたが、お客様の熱気に支えられ、
何とか無事ステージを終えることができました。
Happy Tocoのジャズが、このフェスティバルを通じて
一人でもおおくのお客様の心に届いていたらいいな♪と
思いました。

定禅寺ストリートジャズフェスティバルのスタッフのみなさんをはじめ、
東北放送さんのスタッフのみなさん、ラップランドの小林さん・・・、
多くの方々のお力添えに感謝です。


さて、東北放送さんといえば! ちょうど今日も、TBC東北放送にて
演奏の機会をいただいてきました。

Twitterでもお伝えしましたが、東北放送TBCラジオで、来月から
週1回のラジオドラマが始まります♪ 
センバタクシースペシャル TAXI STORY『バックミラーの横顔』 
脚本は、『Nissan あ、安部礼司』なども手がけられている、北阪昌人さん
です。
ラジオドラマをこよなく愛する私としては、とてもうれしいニュースです。
そして、さらにうれしいことに、音楽担当はHappy Tocoピアニストの
榊原さん。そしてそして♪ もっともっとうれしいことに、今日は私も
ラジオドラマに音楽を添えるお手伝いをさせていただいてきました。
朝から夜まで、スタジオにこもってのレコーディングでしたが、
大好きなラジオドラマに関わらせていただけるというだけで、
ほんとうにHappyな気持ちでした。

第1回目のオンエアは、来月10月4日。その日から、毎週月曜日、
18時10分から18時25分までの放送で、第13話まで続きます。

榊原さんも、ピアノ以外の楽器も弾いていますし、私も、
ヴァイオリン以外の楽器も弾いています♪
どうぞお楽しみに!  

2010年9月10日金曜日

TBC東北放送 生中継!定禅寺ストリートジャズフェスティバル2010♪

やはり秋は来るのですね♪ 涼しい風が、夏の疲れをやわらげて
くれますね。


さて、いよいよ定禅寺ストリートジャズフェスティバルが、明日&明後日に
せまりました。
今年は開催20回めとのことで、Happy Tocoのピアニスト、榊原さんには
さまざまな取材依頼がきました♪

というのも、このフェスティバル―仙台市地下鉄開業の年1987年に完成
した141ビルのエル・パーク仙台で、同年から4年連続して行われた「LIVE141
定禅寺ストリートジャズフェスティバル」を、新たなるかたちに発展させよう、
というときに相談を受けたのが、榊原さんでした。
そして「音楽を聴くために‘室内’なり‘ホール’に閉じ込められるという『形式』
には、自分にはなじめない。」と、榊原さんは、商店街や定禅寺通のかたがた
に呼びかけ、1991年から実行委員会を立ち上げ、現在の「定禅寺ストリート
ジャズフェスティバル」を開催したのでした。現在泉パークタウンTapio館長の
後藤政彦さんが相棒でした。

これほどまでの大きなフェスティバルになるとは、榊原さん自身、思っても
いなかったようです。


演奏されるかたも、聴きにお出かけされるかたも、思い思いに楽しんで
いらっしゃる様子を、通りを歩きながら目にすると、すでに、それぞれにとって
‘自分たちのフェスティバル’となっていることを感じます。

それも、ボランティアのみなさんをはじめ、多くのスタッフのみなさんが、
フェスティバルに当日さまざまなかたちで参加されるかたがたが自然に楽しめる
ように、綿密に日々下準備に力を尽くしてくださっているゆえと思います。
そんなスタッフのみなさんにとっても、実りあるフェスティバルとなりますように・・・。


さて、この節目の年に、Happy Tocoは、TBC東北放送のテレビ生放送番組
のゲストとして、出演&生演奏することとなりました♪
番組は題して「生中継!定禅寺ストリートジャズフェスティバル2010」
午後3時半からの1時間番組です。
Happy Tocoのステージは、定禅寺通の並木の‘夏の思い出像’前にて、
午後4時頃から4時半までです。
一昨日、TBC東北放送のスタッフのかたと、カメラテストを兼ねた打ち合わせ
でした。
「Happy Tocoの音楽は、聴いているとほんとうに楽しくなりますね!」とのこと♪
何よりのお言葉をいただいて、とてもうれしく思いました。

明日のお天気予報は雨ですが、
私は雨も大好きです。しっとりと
みなさまに音楽がお届けできると
いいなと思います。




2010年9月3日金曜日

レコーディング続編♪

みなさま、9月に入りましたね! まだまだ暑い日が続き、
「今年はほんとうに冬が来るのかしら」、という会話さえ交わされる
今日この頃ですが、いかがお過ごしですか?

さて、レコーディングを終えてからの私たちは、すぐにそれぞれに
ステージがありました。
榊原さんは、自身が立ち上げた定禅寺ストリートジャズフェスティバル
の開催20回記念にあたってのNHK番組の公開収録だったり、私は、
素晴らしいダンサー川村泉さんの舞踊団とのコラボレーションのステージ
だったり・・♪

岩谷さんは、仙台のさまざまなミュージシャンからひっぱりだこで
ステージはメンバーの誰よりも多いかもしれません。そして岸川くんは、
自身のロックバンドでのレコーディングも進んでいるようで♪


それぞれの活動をお互いに尊重しつつ、Happy Tocoとして集ったときに
また新たなエネルギーをもって、じっくりと時間をかけてよい音楽を創造
していく、というのがHappy Toco流。

今回のレコーディングのように、Happy Tocoだけのために4人集まり何日
も一緒に過ごす、ということは、そうそうないだけに、いっそう貴重な時間
を存分にHappy にtoco=音楽することができました♪


2ndアルバムには、1stアルバムのライナーノーツでも触れていたとおり、
ジョージ・ガーシュインのナンバーを何曲か取り上げました。

そのなかの1曲、‘アイガットリズム’を弾き始めたときのこと!
榊原さんが、ジャンプをしながら鍵盤と戯れ、踊るように演奏をはじめました♪

そして、榊原さんの頭の中には、アレンジしたときからアイディアがあったようで、
榊原さんの指示のもと、演奏に続いて、メンバー4人でのコーラスや手拍子の
録音を、ということになりました!
それにしても、一言であらわすなら・・・ほんとうに楽しかったです!
この空気を、アルバムの中にもふんわりと入れることができるように、
みなさまのもとに、私たちの音楽をお届けできるように、来年リリースに
むけて、またこれから長い長いミキシングの作業です。

2010年8月18日水曜日

ライヴ三昧続編&レコーディング♪

ひきつづき河内スタヂオより、こんにちは♪
Happy Toco一同、14日より、秋田県大潟村‘河内スタヂオ’に来ております。

今月4日にファーストCDをリリースしたばかりのHappy Tocoですが、
じつは、すでにセカンドCDの制作にむけて構想がまとまったのです。
そして、さっそく14日からレコーディングに入っております。

そのようなこともあり、4日に記念ライヴを終えてすぐの日曜日、
8月8日には、仙台市錦町のJazz Me Blues Nola を会場に、
演奏曲目も一新し、ライヴを開催しました。

レコーディングをまえに、「この曲にしようか、あの曲にしようか。
どんなふうに演奏しようか。ここにはこんな遊びを入れようか♪」などと
さまざま考えあぐねていた、Happy Tocoの‘いまそのとき’をお聴き
いただいたライヴでした。

そして13日にはTapioにてライヴをしたのち、4人は一路秋田へ
向かいました。


河内スタヂオには、それはそれはすばらしいピアノと機材と、
そしてなにより素敵なエンジニア河内さんという存在があります。
ファーストCDのレコーディングではじめてお世話になって以来、
Happy Tocoは、すっかり河内スタヂオのファンになりました。

河内さんは、「河内さんちのお米」で知られる大規模な農家さん
ですが、このプライベートスタジオのスケールは、ちょっと類を
みないものです!
http://kochistudio.com/

榊原さんは、このスタンウェイのフルコンサートピアノがとても
気に入っています。そして、調律の遠藤さんが、付きっきりで
ピアノの調整をしてくださいます。














4日間かけて、だいたいの収録予定曲は録り終える
ことができました。これから何か月かかけて、かたちに
仕上げていくことになります。

レコーディングの様子については、また次回に・・・♪

2010年8月15日日曜日

ライヴ三昧♪

ごぶさたしました!
みなさまから、‘Blog、期待していますよ♪’とのお言葉をいただき、
とてもうれしく思うとともに、更新できずにおりましたことが
申し訳なく・・・ 大変お待たせいたしました♪ 

私どもHappy Tocoのファーストアルバム『四人は今日も』が、
ついに8月4日に一般発売となりました!
お手にとってくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます♪

おかげさまで、Amazon 、楽天ブックスなどでも多くの方々にお求め
いただき、神戸、奈良、鳥取といった遠方にお住まいのかたから
も感想などメールをいただいたりしました。
一般発売をする、というのは、こういうことなのだな♪と、感無量
でした。

店頭では、品切れになっているところもあり、お客様にご迷惑
おかけしておりますが、私どもにご連絡いただければ、私どもから
発送することもできますので、どうぞよろしくお願いいたします!


さて、CD一般発売にともなって、各地でライヴが続きました。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました♪
いくつかここでご報告したいと思います。

8月1日には、岩出山の「凛菜・上の家」にてのライヴを
しました。
「凛菜・上の家」は、江戸時代には肝煎に次ぐ有力農家だった
千葉家のかつてのお屋敷です。現在の家は、明治21年に
建築に着手され、1年半かけて完成したそうです。
後方の一段高い所に建っていたので「上の家」と呼ばれて
いたとのこと。明治43年の水害で裏山が土砂崩れを起こした
ため、現在地に移転されました。

歴史を重ねてきたことがよくわかる、黒光りする大黒柱、
鴨居、梁、磨きぬかれた板の間・・・。
そのような凛とした建築と、爽やかな緑のなかで、
Happy Tocoの音楽をお聴きいただきました。





そして4日には、発売日記念ライヴをホシヤマ珈琲店アエル店にて
開催しました。
優雅なゆったりとした空間と上質なサービスで知られるホシヤマ
珈琲店アエル店は、ときおりクラシックのコンサートは開催して
こられていますが、ジャズのライヴは今回が初めてだったそう
です♪ 
事前にいただいたお申込みが定員に達し、当日お入りいただけ
なかったお客様には、恐縮でした・・・
今回は、一般発売日に合わせて、メディアにもいくつか出演
していたこともあって、‘ラジオで流れたHappy Tocoの音楽を
たまたま聴いてもうファンになって、今日はじめてライヴに
来ました!’というかたも何人もいらしたことには、こちら
が感動しました♪
スタンディングオベーションまでいただき、記念日にふさわしい
ステージになったように思います。

いつも私たちHappy Tocoを応援してくださるお客様にも、
この日はじめてお越しくださったお客様にも、ほんとうに
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

このつづきは続編でお伝えしたいと思います。
          河内スタヂオにて♪


2010年7月24日土曜日

プロモーションビデオ撮影♪

梅雨があけたというニュースとともに、まばゆい太陽が照りつける季節が到来
しましたね!
ほんとうに暑い暑い日がつづいていますが、みなさまお元気でお過ごしですか?


さて、先日7月11日、Happy Tocoのプロモーションビデオ撮影が行われました♪
場所は、宮城県加美郡加美町のレストラン‘Genjiro’―

薬莱山(やくらいさん)の
ふもとにある、こちら
Genjiroには、以前から
とくべつな日にお邪魔
していたのですが、
今回の撮影にあたり
打ち合わせをしているなか
で、Happy Tocoのアート
ディレクターをつとめて
くださっているデザイナーの
椋尾倫己さんも、Genjiroが
大変お気に入りのスポット
だということで、撮影の
場所はすぐに決まりました。

当日は、朝早くから気持ちのよいお天気で、陽射しもちょうどよく、
林の中を歩くシーン、緑の中での演奏シーンともに、順調に撮影が進みました。




お昼には、Genjiroの遠藤さんが、こんな
素敵なテーブルを用意してくださいました。
Genjiroのお料理は、すべてが、
しぼりたての牛乳、とれたての卵、
つみたての野菜・・・
まさにフレッシュな素材から作りだされて
います。

小さなカエルがあちらこちらに跳ねていく
のを見たり、ハチが樹液を吸うのを見たり
しながら、ふと、森の木々や雲を眺め、
大きな自然の中に身を置いていることを
実感し、そして自然の恵みをいただく・・
そんなひとときでした。




そして、夕方からは、レストラン内にてライヴをしました♪
Genjiroには、アプライトピアノが置かれているのです。
暖炉のまえをステージにして、加美のみなさまに、はじめてHappy Tocoの
音楽をお届けすることができました。

もう椅子が足りなくなるほどに、たくさんのお客様が集まってくださり、
Genjiroに大きな拍手と歓声が響き渡りました。
加美のみなさまの温かさに、ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいに
なりました。

Happy Tocoのライヴを聴くツアーを組んでほしい、というお話まで
いただきました。
思いがけず、具体的なところまで話は進み・・・
もしかすると、Happy Toco海外公演の実現も夢ではなくなるかも
しれません!

いずれまた、このBlogのなかで、お伝えしたいと思います。

加美のみなさまの心豊かな暮らしが、蝉の声とともに思い出される
今日この頃です。

2010年7月9日金曜日

N's-square ライヴ♪

京都の続編を書かなければ、と思っているうちに、もう7月!
このところ、Happy Tocoの4人としても、それぞれとしても、ありがたいことにほんとうに1日1日濃密な時間を過ごしております。取材を受けたり、コンサートのオファーをいただいて打ち合わせをしたり、プロモーションビデオを作成することになりその準備にとりかかったり・・・♪ そうしたことも、追ってこちらでお伝えしたいと思います。

まずは旅のお話はまたの機会にして、6月の締めくくりとして、Happy Toco石巻公演について、ご報告したいと思います。

5月12日にCDが出来上がって自宅に届いてから、13日の秋田公演(ゲストハウス・ヴァレリアーノにて)、16日の仙台公演(勝山館にて)など、CDのお披露目&先行販売をかねて、CD収録曲を演奏する機会はいくつかありましたが、このたび、6月27日に、はじめて石巻にてライヴをいたしました♪
会場は、N's-square (エヌズスクエア)・・・このような素敵なところです↓
http://picasaweb.google.com/londonfog12/NSSQUARE#5394171453194284658

こちらのオーナーは、遠藤信和さんとおっしゃる調律師さんで、じつは、Happy Tocoのレコーディングの際、3日間つきっきりでピアノの調整をしてくださったかたです。

なんと遠藤さんは、ご自宅の一部としてこのホールを持っていらっしゃるのです。母屋のお隣にあった倉庫を改装し、スタンウェイをふくむグランドピアノ2台を置いたコンサートホールになさったのです。

そして、上のサイトをご覧いただいてもお分かりのとおり、客席はすべてソファです!
3人がけのソファ35脚がならんだ風景は壮観でさえあります。
とにもかくにも、空間のすべてが木で、天井も高く、なんとも響きもあたたかいのです。
演奏している私たちも心地よかったのですが、お客様もおなじように感じてくださったようです♪

                 
遠藤さん、こんなにも素晴らしい場を作ってくださって、ほんとうにありがとうございます、と心からお礼を申したいです。

遠藤さんのお人柄にほれこみ、かつ、すっかりN's-squareという空間のとりこになってしまったHappy Tocoは、これからたびたび、ライヴをさせていただくことと思います。
ぜひN's-squareへ一度はお運びください♪

追伸 
直前には、ラジオ石巻で番組を持っていらっしゃる、遠藤静香さん&ジェフリーさんご夫妻にもお世話になりました。↓
http://nssquare.blog10.fc2.com/
よいご縁に感謝です♪

2010年6月24日木曜日

ザイラー夫妻のかやぶきコンサート♪

秋田でのコンサートを終えた翌日、6月5日、こんどは京都へ向かいました。
今回は、自分たちのコンサートをするためではなく、京都・胡麻でのザイラー夫妻のコンサートを聴きに行くためです。

エルンスト・ザイラーさんと和子・ザイラーさんは、ご夫妻で農業をなさりながら、ピアノ・デュオの演奏活動をしておられます。20年ほどまえに、「かやぶき音楽堂」を構えられたころ、さかんにマスメディアにも取り上げられていましたから、ご存じのかたもおおいかと思います。
もともと、ドイツから日本へ居を移されたときから、かやぶき屋根の家に住んでおられたお二人が、その後、現在お住まいのかやぶき屋根の家に出会われ、そしてさらに時を経て、家のお隣に、ご縁あって、1784年に建立されたという福井の古寺の旧本堂を移築再建され、「かやぶき音楽堂」として、新たないのちをふきこまれたのでした。


私は10代から、お二人の演奏を「かやぶき音楽堂」でいつか聴いてみたい、と思いつづけておりましたので、胡麻駅を降りてから、音楽堂まで歩く間は、思いが叶うことに、どきどき・・どきどき・・でした。


ザイラーさんのユーモアあふれるトークと、お二人の手が交差したりしながら音楽が紡ぎだされる四手連弾の演奏は、とてもここちよく、また奥行きのあるものでした。
休憩時間には、お手製のケーキと、お二人をずっと応援しておられる大関酒造の「花泡香」が一人一人に配られ、またコンサート終了後には、お二人が丹精込めて作られたお米のおにぎりがふるまわれました。


演奏家にとって、みずからのコンサート空間をもつということは、できることなら実現させたい大きな夢の一つだと思いますが、お二人は、それも、ほんとうにとくべつな空間をもっていらっしゃること、そして、とても自然な生き方のなかで‘かたち’にされてきたこと、そうしたお二人の心豊かな人生に、深く感じ入りました。

「ピアニストの命は、手や指だけじゃなくて、心なんです。その心を育んでくれるのは豊かな自然です。」
というザイラーさんの言葉が、つよく心に響いています。

2010年6月17日木曜日

スクールコンサート♪ 

musaにちなんで、6月3日にはじめたHappy Tocoのblogでしたが、それはちょうど2週前のこと・・・。
すこしばかり、ごぶさたしてしまいました!

その間、さまざまな演奏と旅を重ねておりました。
何回かにわけて、ご報告したいと思います。


Happy Tocoメンバーのうち、ピアノの榊原さんとヴァイオリンの私は、デュオでの活動も盛んにしています。
6月4日は、デュオで秋田市内の小学校を訪れてのコンサートでした。
これは、昨年からはじまった、‘IYATAKAスクールコンサート’シリーズの一つです。

‘IYATAKAスクールコンサート’は、株式会社イヤタカが、創業35周年を記念して、社会貢献活動の一環として、私どもの演奏を子供たちにプレゼントしよう、と企画してくださったものです。
昨年は、秋田市内15校にコンサートをお届けすることができました。

(昨年の様子は、IYATAKAスタッフがまとめてくださったこちらをご覧ください。
http://www.iyataka.co.jp/cgi-bin/staffblog/blog.cgi/permalink/20090612192014
http://www.iyataka.co.jp/cgi-bin/staffblog/blog.cgi/permalink/20090717202430  )

スタッフも書いてくださっているとおり、IYATAKAスクールコンサートでは、各学校からのリクエスト曲をふんだんにプログラムに盛り込んでいます。

また、ヴァイオリンというと、とかく‘クラシック’のコンサートをイメージされがちなのですが、ヴァイオリンが広く世界の民族音楽で用いられてきた楽器であることを伝えたいと思い、ジプシーたちのロマ音楽、 アイルランド音楽、アメリカのカントリーミュージック、 アルゼンチンのタンゴなど、さまざまな音楽を織りまぜたプログラムになるように心がけています。

そして、IYATAKAスクールコンサートには、醍醐味がもう一つ!榊原さんが毎回、各学校の校歌の伴奏をアレンジして披露してくれるのです。そして子供たち、先生たちに一緒に歌っていただくのですが、ふだんとは全くちがう斬新な響きに、子供たちはもちろんのこと、先生たちがかならずと言ってよいほど歓喜の声をあげられます。 
榊原さんは、ときおり唸りながらアレンジしていますが、これは、ほんとうに贅沢な試みだと思っています♪

今年も、今月、来月とIYATAKAスクールコンサートは続きます。



どんな時代にも、人々とともにあった‘音楽’というものをとおして、子供たちに、人をいとおしく思う気持ちや、美しいものを愛する気持ちを共有してもらえる時間となったら、そんなうれしいことはない・・・そのような気持ちをもって、活動しています。

2010年6月3日木曜日

blogスタート♪

みなさま、こんにちは。ヴァイオリンの佐藤聡子です。

いよいよ、Happy Toco のblog をスタートします♪

日頃、便箋や葉書にしたためてお手紙を書くことのほうがおおい私
にとって、まだとまどいもあるのですが、メンバーの話し合いの中で
blog 担当が私に決まってしまいました。

ライヴにお越しくださったことのあるかたはご存知のとおり、Happy
Toco はMCも全員参加であるように、だいたいにおいては平等主義が
浸透しているのですが、ときおり3人の男性が、私の知らぬ間に、決議
をしていることがあります。

ちなみに、ピアノの榊原さんは‘光裕’、
ベースの岩谷さんは‘真’、
ドラムの岸川さんは‘雅裕’]
と、3人のイニシャルはMです。
その3人は、私のイニシャルがSS
であるのをよいことに、私を
‘ボス’などと呼んだりして、あたかも
従順なような発言をしてみせ
ますが・・いえいえとんでもない
、どうしてなかなか、3人のMの男性陣は、
そろいもそろって天性の自由人!  

それは、演奏をお聴きいただけばお分かりいただけるかもしれません♪

そのようなわけで、三銃士だと口ではいう男性陣の指示に従い、
務めを果たしたいと思っております。
今後、お付き合いくださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
「一人は皆の為に、皆は一人の為に」♪

2010年5月9日日曜日

- introduction -

ハッピー・トコ (HAPPY TOCO)

佐藤聡子(Violin) 榊原光裕(Piano) 岩谷真(Bass) 岸川雅裕(Drums)


みなさま、こんにちは♪ ハッピートコと申します。

私たち4人は、これまで、いわゆるジャズにくわえ、ボサノヴァ、ミュゼット、タンゴ、クラシックなど様々なジャンルの音楽をもとりあげ、つねにピアノの榊原光裕のアレンジで広義のジャズとして発信してきました。榊原光裕曰く「ジャズというのは、何かにこだわっていたらそこで死ぬ。常に、今ない形を求めるのがジャズ。」その持論をもってこそ、榊原光裕はちょうど20年前に、いまや日本国内外から人が集まる定禅寺ストリートジャズ・フェスティバルを立ち上げもしたのでした。100年という、歴史としてはわずかな時間のなかで、つねに変革をしつづけたジャズ。Happy Tocoも、巷で言われる狭義のジャズにはこだわらずに、ジャンルやカテゴリーではない、スタンスひいては思想としてのジャズを追求するユニットでありたいと思っています。

 そのような私たちがこのたび、秋田県大潟村の「河内スタヂオ」に籠もり、ファーストCDを録音をしてまいりました。できるだけ私たちのさまざまな表情が伝わるように・・・と選曲しました。弾けそうな愉しさも、深い哀しみも、切ない愛おしさも、静かな歓びも・・いろいろな想いがつまった1枚になったのではないかと思います。みなさんのそばに、ずっとそっとある1枚になれたらうれしく思います。 (佐藤聡子)