秋田でのコンサートを終えた翌日、6月5日、こんどは京都へ向かいました。
今回は、自分たちのコンサートをするためではなく、京都・胡麻でのザイラー夫妻のコンサートを聴きに行くためです。
エルンスト・ザイラーさんと和子・ザイラーさんは、ご夫妻で農業をなさりながら、ピアノ・デュオの演奏活動をしておられます。20年ほどまえに、「かやぶき音楽堂」を構えられたころ、さかんにマスメディアにも取り上げられていましたから、ご存じのかたもおおいかと思います。
もともと、ドイツから日本へ居を移されたときから、かやぶき屋根の家に住んでおられたお二人が、その後、現在お住まいのかやぶき屋根の家に出会われ、そしてさらに時を経て、家のお隣に、ご縁あって、1784年に建立されたという福井の古寺の旧本堂を移築再建され、「かやぶき音楽堂」として、新たないのちをふきこまれたのでした。
私は10代から、お二人の演奏を「かやぶき音楽堂」でいつか聴いてみたい、と思いつづけておりましたので、胡麻駅を降りてから、音楽堂まで歩く間は、思いが叶うことに、どきどき・・どきどき・・でした。
ザイラーさんのユーモアあふれるトークと、お二人の手が交差したりしながら音楽が紡ぎだされる四手連弾の演奏は、とてもここちよく、また奥行きのあるものでした。
休憩時間には、お手製のケーキと、お二人をずっと応援しておられる大関酒造の「花泡香」が一人一人に配られ、またコンサート終了後には、お二人が丹精込めて作られたお米のおにぎりがふるまわれました。
演奏家にとって、みずからのコンサート空間をもつということは、できることなら実現させたい大きな夢の一つだと思いますが、お二人は、それも、ほんとうにとくべつな空間をもっていらっしゃること、そして、とても自然な生き方のなかで‘かたち’にされてきたこと、そうしたお二人の心豊かな人生に、深く感じ入りました。
「ピアニストの命は、手や指だけじゃなくて、心なんです。その心を育んでくれるのは豊かな自然です。」
というザイラーさんの言葉が、つよく心に響いています。
2010年6月24日木曜日
2010年6月17日木曜日
スクールコンサート♪
musaにちなんで、6月3日にはじめたHappy Tocoのblogでしたが、それはちょうど2週前のこと・・・。
すこしばかり、ごぶさたしてしまいました!
その間、さまざまな演奏と旅を重ねておりました。
何回かにわけて、ご報告したいと思います。
Happy Tocoメンバーのうち、ピアノの榊原さんとヴァイオリンの私は、デュオでの活動も盛んにしています。
6月4日は、デュオで秋田市内の小学校を訪れてのコンサートでした。
これは、昨年からはじまった、‘IYATAKAスクールコンサート’シリーズの一つです。
‘IYATAKAスクールコンサート’は、株式会社イヤタカが、創業35周年を記念して、社会貢献活動の一環として、私どもの演奏を子供たちにプレゼントしよう、と企画してくださったものです。
昨年は、秋田市内15校にコンサートをお届けすることができました。
(昨年の様子は、IYATAKAスタッフがまとめてくださったこちらをご覧ください。
http://www.iyataka.co.jp/cgi-bin/staffblog/blog.cgi/permalink/20090612192014
http://www.iyataka.co.jp/cgi-bin/staffblog/blog.cgi/permalink/20090717202430 )
スタッフも書いてくださっているとおり、IYATAKAスクールコンサートでは、各学校からのリクエスト曲をふんだんにプログラムに盛り込んでいます。
また、ヴァイオリンというと、とかく‘クラシック’のコンサートをイメージされがちなのですが、ヴァイオリンが広く世界の民族音楽で用いられてきた楽器であることを伝えたいと思い、ジプシーたちのロマ音楽、 アイルランド音楽、アメリカのカントリーミュージック、 アルゼンチンのタンゴなど、さまざまな音楽を織りまぜたプログラムになるように心がけています。
そして、IYATAKAスクールコンサートには、醍醐味がもう一つ!榊原さんが毎回、各学校の校歌の伴奏をアレンジして披露してくれるのです。そして子供たち、先生たちに一緒に歌っていただくのですが、ふだんとは全くちがう斬新な響きに、子供たちはもちろんのこと、先生たちがかならずと言ってよいほど歓喜の声をあげられます。
榊原さんは、ときおり唸りながらアレンジしていますが、これは、ほんとうに贅沢な試みだと思っています♪
今年も、今月、来月とIYATAKAスクールコンサートは続きます。
どんな時代にも、人々とともにあった‘音楽’というものをとおして、子供たちに、人をいとおしく思う気持ちや、美しいものを愛する気持ちを共有してもらえる時間となったら、そんなうれしいことはない・・・そのような気持ちをもって、活動しています。
すこしばかり、ごぶさたしてしまいました!
その間、さまざまな演奏と旅を重ねておりました。
何回かにわけて、ご報告したいと思います。
Happy Tocoメンバーのうち、ピアノの榊原さんとヴァイオリンの私は、デュオでの活動も盛んにしています。
6月4日は、デュオで秋田市内の小学校を訪れてのコンサートでした。
これは、昨年からはじまった、‘IYATAKAスクールコンサート’シリーズの一つです。
‘IYATAKAスクールコンサート’は、株式会社イヤタカが、創業35周年を記念して、社会貢献活動の一環として、私どもの演奏を子供たちにプレゼントしよう、と企画してくださったものです。
昨年は、秋田市内15校にコンサートをお届けすることができました。
(昨年の様子は、IYATAKAスタッフがまとめてくださったこちらをご覧ください。
http://www.iyataka.co.jp/cgi-bin/staffblog/blog.cgi/permalink/20090612192014
http://www.iyataka.co.jp/cgi-bin/staffblog/blog.cgi/permalink/20090717202430 )
スタッフも書いてくださっているとおり、IYATAKAスクールコンサートでは、各学校からのリクエスト曲をふんだんにプログラムに盛り込んでいます。
また、ヴァイオリンというと、とかく‘クラシック’のコンサートをイメージされがちなのですが、ヴァイオリンが広く世界の民族音楽で用いられてきた楽器であることを伝えたいと思い、ジプシーたちのロマ音楽、 アイルランド音楽、アメリカのカントリーミュージック、 アルゼンチンのタンゴなど、さまざまな音楽を織りまぜたプログラムになるように心がけています。
そして、IYATAKAスクールコンサートには、醍醐味がもう一つ!榊原さんが毎回、各学校の校歌の伴奏をアレンジして披露してくれるのです。そして子供たち、先生たちに一緒に歌っていただくのですが、ふだんとは全くちがう斬新な響きに、子供たちはもちろんのこと、先生たちがかならずと言ってよいほど歓喜の声をあげられます。
榊原さんは、ときおり唸りながらアレンジしていますが、これは、ほんとうに贅沢な試みだと思っています♪
今年も、今月、来月とIYATAKAスクールコンサートは続きます。
どんな時代にも、人々とともにあった‘音楽’というものをとおして、子供たちに、人をいとおしく思う気持ちや、美しいものを愛する気持ちを共有してもらえる時間となったら、そんなうれしいことはない・・・そのような気持ちをもって、活動しています。
2010年6月3日木曜日
blogスタート♪
みなさま、こんにちは。ヴァイオリンの佐藤聡子です。
いよいよ、Happy Toco のblog をスタートします♪
日頃、便箋や葉書にしたためてお手紙を書くことのほうがおおい私
にとって、まだとまどいもあるのですが、メンバーの話し合いの中で
blog 担当が私に決まってしまいました。
ライヴにお越しくださったことのあるかたはご存知のとおり、Happy
Toco はMCも全員参加であるように、だいたいにおいては平等主義が
浸透しているのですが、ときおり3人の男性が、私の知らぬ間に、決議
をしていることがあります。
ちなみに、ピアノの榊原さんは‘光裕’、
ベースの岩谷さんは‘真’、
ドラムの岸川さんは‘雅裕’]
と、3人のイニシャルはMです。
その3人は、私のイニシャルがSS
であるのをよいことに、私を
‘ボス’などと呼んだりして、あたかも
従順なような発言をしてみせ
ますが・・いえいえとんでもない
、どうしてなかなか、3人のMの男性陣は、
そろいもそろって天性の自由人!
それは、演奏をお聴きいただけばお分かりいただけるかもしれません♪
そのようなわけで、三銃士だと口ではいう男性陣の指示に従い、
務めを果たしたいと思っております。
今後、お付き合いくださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
「一人は皆の為に、皆は一人の為に」♪
いよいよ、Happy Toco のblog をスタートします♪
日頃、便箋や葉書にしたためてお手紙を書くことのほうがおおい私
にとって、まだとまどいもあるのですが、メンバーの話し合いの中で
blog 担当が私に決まってしまいました。
ライヴにお越しくださったことのあるかたはご存知のとおり、Happy
Toco はMCも全員参加であるように、だいたいにおいては平等主義が
浸透しているのですが、ときおり3人の男性が、私の知らぬ間に、決議
をしていることがあります。
ちなみに、ピアノの榊原さんは‘光裕’、
ベースの岩谷さんは‘真’、
ドラムの岸川さんは‘雅裕’]
と、3人のイニシャルはMです。
その3人は、私のイニシャルがSS
であるのをよいことに、私を
‘ボス’などと呼んだりして、あたかも
従順なような発言をしてみせ
ますが・・いえいえとんでもない
、どうしてなかなか、3人のMの男性陣は、
そろいもそろって天性の自由人!
それは、演奏をお聴きいただけばお分かりいただけるかもしれません♪
そのようなわけで、三銃士だと口ではいう男性陣の指示に従い、
務めを果たしたいと思っております。
今後、お付き合いくださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
「一人は皆の為に、皆は一人の為に」♪
登録:
投稿 (Atom)